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731部隊と戦後日本@北京日本人学術交流会

2017年10月14日 @ 16:00 - 20:00

社会人200元、学生100元

第299回北京日本人学術交流会においては、ジャーナリストの西里扶甬子氏に「731部隊と戦後日本」というテーマでお話しいただきます。
2017年8月NHKは731部隊に関する番組を放送し、日本のみならず中国でも大きな反響を呼びました。
ジャーナリストの西里扶甬子氏は、その番組の監修もされた方です。
著書には『生物戦部隊731』(草の根出版社2002)があり、中国語にも翻訳されています。
西里氏には、この731部隊が、戦後日本社会のなかでどのように受け継がれていったのか
を具体的に報告いただきます。貴重な機会となるでしょう。
どうぞよろしくお願いいたします。
参加を希望される方は、10月12日(木曜)までに以下のフォームにお申し込みください。

◎第299回北京日本人学術交流会
◎日時:2017年10月14日(土曜)午後3時半開場、午後4時開始、報告、質疑応答、食事、共同討論などふくめて午後8時ごろ終了予定。
◎場所:亮馬橋幸福ビルB座中華レストラン京味菜の一室(詳しくは申し込んでいただいた方にお知らせします。)
◎テーマ:「731部隊と戦後日本」
◎報告者:西里扶甬子(ジャーナリスト)
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
北海道札幌市生まれ。北海道大学英米文学科卒業後、北海道放送アナウンサー室入社。報道部をへてオーストラリア放送へ転職。メルボルンからの日本向け短波放送(ラジオ・オーストラリア)のアナウンサー・翻訳者として3年間勤務。メルボルンで出会った日本人男性と、1976年に留学先のロンドンで結婚。1977年に帰国し、その後は放送界でのキャリアと海外経験、語学力を生かして、海外メディアの日本取材のコーディネーター、インタビューアー、プロデューサーとして現在にいたる。BBC、ITV、Ch4(以上イギリス)、NBC、ABC、CNN、PBC各局(以上アメリカ)、ZDF、ARD(以上ドイツ)など、海外の主要なテレビ局の取材チームのスタッフとして、あらゆる場面で日本を海外に報道する仕事の最前線に立ち合ってきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
◎参加費:資料代、運営費、食事代
社会人(企業派遣留学生含む)200元、学生100元
◎言語:主に日本語
(要旨)
731部隊とは、第二次大戦期の大日本帝国陸軍に存在した研究機関の一つでその正式名称を
関東軍防疫給水部本部で731部隊の名は、秘匿名称の満州第731部隊の略称であった。
満州に拠点をおき防疫給水の名があるように兵士の感染症予防やそのための給水体制の研究を主任務にするとともに細菌戦に使用する生物兵器の研究開発機関でもあった。
そのために中国人やロシア人を対象とした人体実験や生物兵器の使用を行っていたと考えられている。この731部隊についての番組が2017年8月にNHKで放送され、日本ばかりでな
く中国でも大きな反響を呼んだ。ハバロフスクにおける裁判の音声記録を発掘したことが、話題を呼んだのである。実は私もこの番組の制作には、監修という形でかかわっている。
731部隊の医学者たちは、東京裁判で戦争犯罪者として裁かれることはなく戦後ミドリ十字という医薬品メーカーを創設し、そこに関係の人脈が流れ込んでいたことは、比較的よく知られた事実である。しかしほかにも戦後日本社会の様々なところに731部隊の関係者の人脈がある。
今回は、映像なども用いつつ、731部隊と戦後日本社会との連続性に着目し、戦後日本社会のどのようなところにその人脈が流れ込んでいるのかについて報告する予定である。

詳細

日付:
2017年10月14日
時間:
16:00 - 20:00
費用:
社会人200元、学生100元
イベントカテゴリー:
イベント タグ:
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会場

亮馬橋幸福ビル中華料理店京味菜の一室

主催者

北京日本人学術交流会

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