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満蒙開拓青少年義勇軍と「満州国」の崩壊@北京日本人学術交流会
2017年8月13日 @ 16:00 - 20:00
社会人200元、学生100元
第291回北京日本人学術交流会では、日中歴史カフェとして「 満蒙開拓青少年義勇軍と「満州国」の崩壊」 というテーマで共同討論が行われます。
いまではあまり顧みられることがありませんが、日中戦争後の19 38年から16歳から19歳までの青少年が、8万6千人近く「 満州国」に送り出されていました。
これは、当時の満州開拓民事業の3割を占めており、 満州開拓民事業にとっては欠かせない存在といってよいですが、 その実態はどのようなものだったのでしょうか。
また、彼らは敗戦に伴う「満州国」 の崩壊をどのように迎えたのでしょうか。
ドキュメンタリー映像をとおしてこうした問題を考えます。
貴重な機会となるかとおもいます。 関心のある方はご参加いただければ幸いです。
参加を希望される方は8月11日(金曜)深夜までに以下のフォー ムにお申し込みください。
◎第291回北京日本人学術交流会
◎日時:2017年8月13日(日曜)午後3時半開場、午後4時 開始、映像鑑賞、報告、質疑応答、食事、 共同討論などふくめて午後八時ごろ終了予定。
◎場所:亮馬橋幸福ビルB座中華レストラン京味菜の一室(詳しく は申し込んでいただいた方にお知らせします。)
◎テーマ:「満蒙開拓青少年義勇軍と「満州国」の崩壊」
◎司会:山口直樹(北京日本人学術交流会責任者)
◎参加費:資料代、運営費、食事代
社会人(企業派遣留学生含む)200元、学生100元
◎言語:主に日本語
(要旨)
日中戦争後の1938年から16歳から19歳までの青少年が、「 満蒙開拓青少年義勇軍」として8万6千人近く「満州国」 に送り出されていた。
1937年11月3日、「満蒙開拓青少年編成に関する建白書」 が、近衛文麿をはじめとする全閣僚に提出されていた。署名者は、 満州移住協会理事の大蔵公望や同理事の加藤完治ら6名であった。「満州に対する青少年移民送出に関する件」を立案し、11月30 日の閣議でこれを決定していた。
1938年1月に「満州青年移民要項」 に基づき早速募集が開始された。
この募集に関しては学校教育が大きな役割を果たしていたという。
「満蒙開拓青少年義勇軍」は、 青少年の移民ではなく義勇軍であった。 これは軍国主義の意識が高揚した青少年に訴えることを意図してい た。
この「満蒙開拓青少年義勇軍」当時の満州開拓民事業の3割を占め ており、 満州開拓民事業にとっては欠かせない存在といってよいが、 その実態はどのようなものだったのだろうか。
また、彼らは敗戦に伴う「満州国」 の崩壊をどのように迎えたのか。
陳野守正『先生忘れないで!』(梨の木舎1988)によれば2万 人近くの青少年が、亡くなったというが、 ドキュメンタリー映像をもとに参加者の方々とその真相を考えたい 。