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清末新政時期(1901~1911)における軍制改革について@北京日本人学術交流会
2017年12月28日 @ 17:30 - 21:30
社会人200元、学生100元第309回北京日本人学術交流会においては、外交学院で日本語を教えておられる鈴木昭吾氏に「清末新政時期(1901~1911)における軍制改革について」というテーマでお話しいただきます。
以前、鈴木氏には清朝概論という内容の報告をいただき参加者の方からは、好評をいただきましたが、今度はもう少し内容を絞り込んでお話しいただきます。
貴重な場になるかと思います。
年末の忙しいところですが、ご関心のある方はご参加いただければ幸いです。
参加を希望される方は、12月26日(火曜)深夜までに以下のフォームにお申込みください。
(実施はいつもと違い平日の12月28日(木曜)ですのでご注意ください。)
◎第309回北京日本人学術交流会
◎日時:2017年12月28日(木曜)午後5時開場、午後5時半開始、報告、質疑応答、食事、共同討論などふくめて午後9時半ごろ終了予定。
◎場所:亮馬橋幸福ビルB座中華レストラン京味菜の一室(詳しくは申し込んでいただいた方にお知らせします。)
◎テーマ:「「清末新政時期(1901~1911)における軍制改革について」
◎報告者:鈴木昭吾氏(外交学院日本語学科)
◎参加費:資料代、運営費、食事代
社会人(企業派遣留学生含む)200元、学生100元
◎言語:主に日本語
報告要旨
【題目】清末新政時期(1901~1911)における軍制改革について
19世紀後半から清朝において実施された洋務運動、変法運動、光緒新政などの諸改革は、対外戦争の敗北を契機として開始され、いずれにおいても軍制改革は重要な課題であった。特に新政期(1901~1911)軍制改革は、その範囲・規模や「国民軍」創設という改革の方向性において画期的なものであった。これは清朝の軍隊に抜本的変化を迫るものであり、従来の軍事体制との間に多くの摩擦を引き起こすことになった。新政期軍制改革そのものは、辛亥革命により中断することになるが、この時期に形成された軍事制度・組織や育成された人材は、中国における近代軍事制度の基盤となるものであり、後々まで大きな影響を与えるものであった。
従来の新政期軍制改革研究においては、中華民国初期の袁世凱政権の成立から軍閥混戦にいたる政治史の主体の1つである軍閥の起源、辛亥革命の担い手としての新軍の形成など、何らかの歴史的事象に関連して研究される事が多く、改革の具体的な方針や中国近代の軍事制度史のなかでこの改革をどのように位置づけるかという点では、未だ不十分な状態にあるといえる。
本報告では、新政期に導入が検討された近代軍制とはどのようなものなのかを概観し、導入が試みられた①徴兵制導入の試み、②職業的士官の養成制度の構築、③軍政・軍令権の所在の明確化の3つの視角から、改革の意義と成果について考えていく。この時期に登場する軍事上の課題は、後の中華民国期においても継続するものを多く含む。新政期軍制改革の位置を明らかにすることは、二十世紀前半の中国軍制を考えるうえで不可欠な課題であると考えている。

