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林大葉と呂思清による北京交響楽団シーズン開幕コンサート
2023年2月24日 @ 19:30 - 21:30
エグやんの「劇場で会いましょう」より
林大葉と呂思清による北京交響楽団シーズン開幕コンサート
2月24日金曜日 19時半 林大葉指揮北京交響楽団
ヴァイオリン独奏 呂思清
曲目
前半
J.S.バッハ:「G線上のアリア」(ストコフスキー編曲)
メンデルズゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調
後半
ブラームス:交響曲第1番ハ短調作品68
シーズン開幕にふさわしい名曲ぞろいのコンサートです。
G線上のアリアはバッハの「管弦楽組第2番」という作品中の「アリア」をドイツのヴァイオリニストがヴァイオリンとピアノに編曲したものです。それを更に名指揮者でもあったストコフスキーが再びオーケストラに編曲しなおしたのが今回演奏される作品です。彼はディズニーの映画「ファンタジア」の音楽を手掛け、その後もクラシック名曲の大胆なオーケストラアレンジとその演奏で絶大な人気を博し、「オーケストラの魔術師」とも呼ばれました。特に彼のバッハ編曲は人気が高いです。
イタリアのモーツァルトとも呼ばれたメンデルズゾーン。名家の出で、作曲のみならず指揮さらには音楽以外にも才能を発揮したマルチプレイヤーです。「結婚行進曲」は誰でも聞いた事があるかと思います。ヴァイオリン協奏曲はそんな彼の代表作です。NHK交響楽団の北京公演でもこの曲が演奏されました。メロディーの花束とも言いたくなるような曲で冒頭の美しいメロディーは絶品です。
最後はブラームスの交響曲第1番。偉大なる先達であるベートーヴェンの交響曲を理想として、第1作の完成に20年近くをかけ、完成したのは43歳の時でした。当時の大指揮者ビューローはこの曲を「ベートーヴェンの第10番」と評したことも話題になりました。最もこれは当時の楽壇を支配していたリスト・ワーグナーへの対抗馬としてブラームスを立てようとの試みがあったためで、ブラームス的には有難迷惑であったとも。しかしながらもそう呼ぶにふさわしい内容の傑作である事には間違いありません。小澤征爾も漫画「のだめカンタービレ」の千秋真一もこの曲を新しいオーケストラとの第一作に選んだりしています。 20年の歳月が生み出した若さと渋み、古典の魅力とロマン派の先端が融合したこの曲では印象的な冒頭のティンパニの響きから情熱的な木管楽器への旋律へと続く第1楽章から、ベートーヴェンの第9を彷彿とさせるメロディーが響く第4楽章まで聴きどころ満載です。
名曲揃いのコンサート。では是非劇場でお会いしましょう。
大师纪念册:林大叶携手吕思清与北京交响乐团乐季开幕音乐会
时间:2023.02.24
剧场:音乐厅
票价:80-580元
https://m.chncpa.org/product-1095092.html