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“ドビュッシー生誕160周年記念 楊洋と中央歌劇院交響音楽会
2022年7月14日 @ 19:30 - 21:00
エグやんの「劇場で会いましょう」
“ドビュッシー生誕160周年記念 楊洋と中央歌劇院交響音楽会
(原題纪念德彪西诞辰160周年杨洋与中央歌剧院交响音乐会)
7月14日19時30分(木曜日)
国家大劇場音楽ホール(国家大剧院音乐厅)
エクトル・ベルリオーズ:夏の夜(約30分)
クロード・ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲(約10分)
:海~3つの交響的スケッチ~(約25分)
ベルリオーズはクラシック音楽においてロマン派を確立させたといわれるフランスの作曲家。それ以外にもベートーヴェンをフランスでメジャーにしてワーグナーにつなげた。チャイコフスキーなどロシアのクラシック界に多大な影響を与えた。管弦楽の理論を深めたなど多くの功績があります。代表曲にしてメジャーデビュー作『幻想交響曲』は交響曲10大名曲に必ず選ばれるほどです。反面その人生はスキャンダルにとみ、また多くの楽曲はスケールが大きすぎて演奏が大変なため、幻想以外はあまりお耳にかからない作曲家でもあります。今回の『夏の夜』は管弦楽をバックにした歌曲集で当時の妻に捧げられています。なので歌詞も愛がテーマになっております。
かたやドビュッシーはクラシック音楽で印象派を確立したといわれる人ですが、ぶっちゃけ印象派と呼ばれる人は彼とラヴェルくらいしかいません。しかも二人とも全く違った個性的な音楽でその上ドビュッシー自身は自分を印象派ではなくて象徴派だといっていたりします。ただ彼のオーケストレーション(楽曲のオーケストラへのアレンジ、絵画におけるデッサンへの色塗りに例えられる)は印象派絵画に近いものがあります。言葉にならないものを音楽にすることをテーマにした彼ですが、とにかく一聴して彼だとわかる独特の作風が魅力です。
『牧神の午後への前奏曲』はマラルメの象徴詩を基にした作品。牧神パン(パニックの語源でもあります)が夢か現か妖精さんと戯れる午後のひと時を書いたものです。下品に書くと、いや、やめておきましょう。『海』は実際の海の描写ではなく、象徴としての海を書いたものです。発表当時はなんと楽譜の表紙は葛飾北斎の『神奈川沖浪浦』が使われていました(今でも同曲のCDジャケットなでで使われています)。ちなみにこの曲はチェロ16本使い(普通は8~10本)という珍しい編成ですが、普通のオケではそんなにチェロはいないので、ビオラで代用したり人数を減らしたりします。今回はどうでしょうか。また2曲ともハープの響きが魅力的な曲でもあります。こんなところにも注目して楽しんでいただけたらよいかと思います。では劇場でお会いしましょう
オマケ
音楽の派について
・印象派 19世紀後半 元々は美術用語。展覧会に対する「それって、あなたの印象ですよね」を逆手にとって名づけられた。写実ではなく人間の感性を通しているのが特徴。
・ロマン派 19世紀後半 元々は文学用語。ローマ時代、お堅い文章はラテン語で書かれたが、恋愛小説などはローマ語で書かれたため。人間の個人個人の感情のうねりを大切にしたのが特徴。
・古典派(クラシック)18世紀後半 元々は建築用語で最高級(クラス)と言う意味。ローマ時代ローマ建築様式にたいして、ギリシア建築をそう評した事から古典となった。音楽の世界ではロマン派に対して、文学性や哲学性ではなく昔の音楽は音楽そのもので語ったよねという考え方から。
・バロック 17~18世紀前半 元々は建築用語。イタリア語で歪んだ真珠。当時のごてごてした装飾の建築について名づけられた。クラシック音楽では20世紀に人為的に名づけられた。宮廷や教会の依頼で作られる音楽がメイン(機会音楽)そのため明るくわかりやすい音楽がメインというのが強いて言うなら特徴。
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时间: 2022.07.14
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剧场:音乐厅
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票价:80-480元
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演出时长: 预计19:30-21:00(包含中场)
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https://m.chncpa.org/product-1091145.html