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近代日本の国民意識は如何に形成されたか@北京日本人学術交流会
2017年6月4日 @ 16:00 - 20:00
社会人200元、学生100元第281回北京日本人学術交流会においては、北京大学卒業後、独自に研究を続ける佐々木敏氏に「近代日本の国民意識は如何に形成されたか」というテーマでお話しいただきます。
江戸時代の日本人は、藩ごとの意識が強く、日本国民という意識は希薄であり、明治時代に入ってから日本国民という意識が形成されていったことが知られています。
では、一体どのようにして日本国民という意識は形成されていったのでしょうか。
この問題に関して様々な角度からより具体的に報告をいただく予定です。
貴重な機会になるかと思われます。
ご関心がある方は、ご参加いただければ幸いです。
参加を希望される方は6月2日(金曜)深夜までに下記の「参加する」からお申し込みください。
◎第281回北京日本人学術交流会
◎日時:2017年6月4日(日曜)午後3時半開場、午後4時開始、報告、質疑応答、食事、共同討論などふくめて午後八時ごろ終了予定。
◎場所:亮馬橋幸福ビルB座中華レストラン京味菜の一室(詳しくは申し込んでいただいた方にお知らせします。)
◎テーマ:「近代日本の国民意識は如何に形成されたか」
◎報告者:佐々木敏氏(北京大学卒業後、企業勤務などを経て在野で研究)
◎参加費:資料代、運営費、食事代
社会人(企業派遣留学生含む)200元、学生100元
(要旨)
ヒトも、チンパンジーも社会的動物である。ヒトも、チンパンジーもその遺伝子により、有機的で、有効な人間関係を維持できる組織の数が定められている。人類学者のYuval Noah Harari 氏によればヒトが150人で、チンパンジーが50匹である。しかし、チンパンジーが50匹以上の群れを成す事がないのに対して、ヒトは150人以上の組織を構築している。何故か。これは、我々ヒトが言語を通して、互いに虚構を共有しているからである。この虚構が思想であり、文化であり、歴史であり、神話、宗教である。
現在、グローバリズムと称して、各国の垣根を超えて、世界を一つの市場にしようとする勢力が有る。彼等の動きは、EU、TPPとして現れているが、必ずしも上手くいっていない。国と国の文化の違い、言語の違いが壁になっているのだろう。が、そもそも今日我々が意識している文化や歴史、言語はいつ造られたのか。日本の近代化を観察することで、我々日本人の今日の思想や文化、歴史がいつ誰によって造られたかを考えてみたい。
以下のような手順で報告がなされる予定である。
序論
1.江戸時代の日本
1.1.幕藩体制下の人々
1.2.世襲の身分制度
1.3.各藩における封建制
1.4.鎖国制
1.5.官学としての儒教
1.6.臣民から国民へ
2.啓蒙思想家達が描いた近代国民
2.1.福沢諭吉の構想
2.2.森有礼の構想
2.3.木戸孝允の構想
2.4.陸羯南の構想
3.国家による国民の形成
3.1.国内統一
3.1.1.天皇制への回帰
3.1.2.国家主権の統一
3.1.3.戸籍制、学制、徴兵制、地租改革
3.2.身分制の破壊
3.3.「伝統」の作成
3.3.1.天皇にまつわる神話の創造
3.3.2.学校教育の確立
3.3.3.文化の統合

