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アメリカ黒人は日本と中国をどう見てきたか@北京日本人学術交流会
2016年5月8日 @ 15:30 - 20:00
社会人200元、学生100元第219回北京日本人学術交流会では、「アメリカ黒人は日本と中国をどう見てきたか―マーク・ガリキオ『アメリカ黒人から見た日本、中国1895-1945―ブラックインターナショナリズムの盛衰』(岩波書店2013)を読み解く」を行います。
日中関係が、難しい局面を迎えているといわれていますが、日本と中国の間だけでなく
それ以外の他者が日中関係をどうみていたかという点に着目することが、新たな視点を日本人にも中国人にももたらしてくれると私たちは、考えます。
そこで、具体的には、アメリカの黒人たちが、日本と中国をどう見てきたかのかというテーマに焦点をあてます。
アメリカの白人社会の中で抑圧されていたアメリカの黒人たちは、日本と中国をどう見ていたのでしょうか。
そのことをマーク・ガリキオ『アメリカ黒人から見た日本、中国―ブラックインターナショナリズムの盛衰』(岩波書店2013)を読み解くことを通して考えます。
当日は、この本を要約したレジュメが配布され、それをもとに共同討論をすすめていく予定です。ご関心ある方のご参加を心よりお待ちしています。
参加希望の方は、5月6日(金曜)深夜までに以下のフォームにお申し込みください。
https://legacy.creativesurvey.com/reply/104575b7f0ec9bf31222f34ef3bad9
どうぞよろしくお願いいたします。
◎第219回北京日本人学術交流会
◎要旨
アメリカ国内の過酷な人種差別を白人が有色人種を支配する世界システムの一環としてとらえるブラックインターナショナリズムという思潮が、存在する。
この思潮が高まっていく中で多くのアメリカ黒人たちが、日露戦争に勝利した日本に有色人種の擁護者としての大きな期待を寄せていた。白人のロシアに勝利した日本が、白人中心の世界を変えてくれると期待したのだった。そのなかにはたとえば、当時の著名なアフリカ系アメリカ人研究者であったW・E・Bデュボイスもいた。W・E・Bデュボイスは、日本の刺激的な勝利によって「「白人」という語がもつ現代の馬鹿げた魔力」が破壊され「白人の搾取に対する有色人種の叛乱」の予感が起こってきたと書いていた。
日本勝利のニュースは、国際情勢に関心を持ち、世界の出来事を被支配民族の立場から観察するようになっていたアメリカ黒人大衆にまで広まっていた。
しかし、黒人たちの期待は、その後の日本の中国侵略によって裏切られてしまう。
その後1941年には、日米開戦となり、アメリカ黒人は期待を寄せていた日本とたたかうことになる。これは、これまでほとんど知られてこなかったアメリカ黒人たちの日本観や中国観をたどり、新たな日中関係を模索しよとする試みである。
ちなみにこの書の目次は以下の通りである。
はじめに―ブラックインターナショナリズム
1、有色人種の擁護者
2、有色人種の潮流の高まり
3、階級か肌の色か
4、「ブラックインターナショナル」の台頭
5、抵抗か不忠か
6、人種と国家安全保障
7、ブラックインターナショナリズムと白人リベラルたち
8、中国の再発見
9、中国の喪失
おわりに
◎日時:2016年5月8日(日曜)午後3時開場、午後3時半開始予定、報告後質疑応答などふくめ午後8時には終了の予定。
◎場所:亮馬橋幸福ビルB座中華料理店京味菜の一室(くわしくは参加申し込みしてくださった方にお知らせします。)
◎報告者:山口直樹(北京日本人学術交流会代表)
◎参加費:運営費、資料代、食事代など
飲み物や中華料理が用意されます。社会人(企業派遣留学生含む):200元、学生100元
◎言語:主に日本語

