- このイベントは終了しました。
電脳社会主義の可能性@北京日本人学術交流会
2018年7月31日 @ 18:00 - 21:30
社会人200元、学生100元
しばらく休止しておりましたが、北京日本人学術交流会が再開されます。
第325回北京日本人学術交流会においては、横浜市立大学名誉教授の矢吹晋先生に
「電脳社会主義の可能性」というテーマでお話しいただきます。
矢吹先生には、これまでも何度か北京日本人学術交流会でお話しいただいていますが、
中国研究の大ベテランで現在も精力的な著作活動を行われています。
その近著が、『中国の夢-電脳社会主義の可能性』(花伝社2018)です。
スマホ決算などに関しては、明らかに日本より中国のほうが、すすんでいると感じている中国在住の日本人は多いでしょう。そうした問題に関して本書では以下のように書かれています。
「『中国の夢』とは、IT革命からET革命への転換を全世界に先駆けて疾走することによって実現されるであろう。この技術は地球環境の「制約条件下での持続的発展」を可能にしつ、現代人の生活需要を満たしうる点で実現可能性を持つ。現代社会主義は21世紀初頭の今日、人類史上初めて、それを実現する生産力の基盤を備えたことになる。
ビックデーターの活用によって中国経済はいま新たな発展を模索しているが、この中国モデルは、特殊中国的なものではなく、普遍性を持つ。
それは、ジョージ・オーウェルの危惧したビックブラザーの独裁に陥る可能性、すなわちデジタル・リヴァイアサンという怪物に食い殺される危険性を伴うが、他方その担い手に正義と公正あるいは国際正義の精神を伴うならば、人工知能の力を借りて怪物を飼いならし、人々の生活に奉仕させる新しいもう一つの可能性を秘めている。」(本文より)
第325回北京日本人学術交流会では、この問題に関してより具体的に話していただき、参加者間で討論する予定です。
貴重で有意義な場となるでしょう。
参加希望される方は、7月29日(日曜)の深夜までに以下のフォームにお申し込みください。
◎第325回北京日本人学術交流会
◎日時:2018年7月31日(火曜)午後5時半開場、午後6時開始、報告、共同討論、食事
午後9時半ごろ終了予定。(いつものように週末ではありませんのでご注意ください。)
◎場所:亮馬橋幸福ビルB座中華レストラン京味菜の一室(詳しくは申し込んでいただいた方にお知らせします。)
◎テーマ:「電脳社会主義の可能性」
◎報告者:矢吹晋氏(横浜市立大学名誉教授)
◎参加費:資料代、運営費、食事代
社会人(企業派遣留学生含む)200元、学生100元
◎言語:主に日本語
(要旨)
私は、2018年に『中国の夢-電脳社会主義の可能性』(花伝社2018)を出版した。
その中では以下のように書いた。
「『中国の夢』とは、IT革命からET革命への転換を全世界に先駆けて疾走することによって実現されるであろう。この技術は地球環境の「制約条件下での持続的発展」を可能にしつ、現代人の生活需要を満たしうる点で実現可能性を持つ。現代社会主義は21世紀初頭の今日、人類史上初めて、それを実現する生産力の基盤を備えたことになる。
ビックデーターの活用によって中国経済はいま新たな発展を模索しているが、この中国モデルは、特殊中国的なものではなく、普遍性を持つ。
それは、ジョージ・オーウェルの危惧したビックブラザーの独裁に陥る可能性、すなわちデジタル・リヴァイアサンという怪物に食い殺される危険性を伴うが、他方その担い手に正義と公正あるいは国際正義の精神を伴うならば、人工知能の力を借りて怪物を飼いならし、人々の生活に奉仕させる新しいもう一つの可能性を秘めている。」
こうした問題についてより具体的に報告し、北京在住のみなさんと討論を深めたい。