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東アジアにおける科学批判学を構想する@北京日本人学術交流会
2017年11月26日 @ 16:00 - 20:00
社会人200元、学生100元
第304回北京日本人学術交流会においては、「東アジアにおける科学批判学を構想する―金森修氏の遺志を継承して」というテーマで報告が行われます。
金森修氏は、生物学史や医学史を中心とした科学史やフランスの科学思想史、科学社会学
STS(科学技術社会論)など幅広い領域にわたって優れた業績を残し続けた研究者でした。
最後は東京大学教育学部教授でしたが、残念なことに2016年に61歳の若さで亡くなってしまいました。
金森修氏は、最晩年、現代の世界における近代科学の変質をみとり、科学批判学という学問を構想していました。
金森修氏は、具体的に現代の科学にどのような変質をみとり、科学批判学をどのように構想したのでしょうか。そのことを具体的に見ることを通して金森修氏の遺した遺産を継承し、日本一国のみならず、東アジアにおける科学批判学を構想します。
世界における現代科学の変質やそのあり方などに関心ある方はご参加いただければ幸いです。
参加を希望される方は以下のフォームに11月24日(金曜)深夜までにお申し込みください。
◎第304回北京日本人学術交流会
◎日時:2017年11月26日(日曜)午後3時半開場、午後4時開始、報告、質疑応答、食事、共同討論などふくめて午後八時ごろ終了予定。
◎場所:亮馬橋幸福ビルB座中華レストラン京味菜の一室(詳しくは申し込んでいただいた方にお知らせします。)
◎テーマ:「東アジアにおける科学批判学を構想する―金森修氏の遺志を継承して」
◎報告者:山口直樹(北京日本人学術交流会)
(要旨)
金森修氏は、生物学史や医学史を中心とした科学史やフランスの科学思想史、科学社会学
STS(科学技術社会論)など幅広い領域にわたって優れた業績を残し続けた研究者であった。
最後は東京大学教育学部教授でだったが、残念なことに2016年に61歳の若さで亡くなってしまった。
金森修氏は、最晩年、現代の世界における近代科学の変質をみとり、科学批判学という学問を構想していた。
金森修氏は、具体的に現代の科学にどのような変質をみとり、危機を感じ取り、科学批判学をどのように構想したのだろうか。そのことを具体的に見ることを通して金森修氏の遺した遺産を継承し、日本一国のみならず、東アジアにおける科学批判学を構想する。
以下のような手順で報告は行われる予定である。
◎はじめに―金森修氏の危機感
1、科学の古典的規範とは
2、近代科学の変質
2-1、個人から集団的研究へ
2-2、国家の関与と科学政策の増大
2-3、科学者の不正
2-4、モード1とモード2、ノーマルサイエンスからポストノーマルサイエンスへ
3、毒ガスを開発したフリッツ・ハーバーの事例
4、日本において科学批判はどのように行われて来たか
4-1、民主主義科学者協会
4-2、唐木順三の科学者の社会的責任論
4-3、広重徹の体制化科学批判
4-4、中山茂のサービス科学
4-5、高木仁三郎の市民科学
5、金森修氏が構想した科学批判学とは何か
5-1、なぜ科学批判学なのか
5-2、科学批判学のむずかしさはどこにあるのか
5-3、不適切な科学政策への抵抗としての科学批判学
5-4、東アジアにおける科学批判学はいかにして可能か
◎おわりに

