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丸山真男の思想を北京で考える@北京日本人学術交流会

2016年8月20日 @ 15:30 - 20:00

社会人200元、学生100元

第236回北京日本人学術交流会では、「没後20年目に政治学者、丸山真男の思想を北京で考える」というテーマで日中文化交流カフェが行われます。
戦後日本を代表する政治学者、丸山真男(1914―1996)が亡くなったのは、ちょうど20年前の1996年の敗戦の日、8月15日のことでした。
1946年5月に『世界』に論文「超国家主義の論理と心理」を発表し、大きな反響をよんだ丸山真男は、戦後民主主義思想の形成に指導的役割を果たし、以後、論壇で次々と論考を発表していきました。
 『日本の思想』(岩波新書,1961)『日本政治思想史研究』(東大出版会,1952)『現代政治の思想と行動』(未来社,1957)は、すでに古典になっているといってよいでしょう。
中国語に訳されている著作もあり、ゼミで丸山真男を読んでいる中国人学者もいます。
一方,東大教授でエリート主義的と見られがちな丸山真男は、50年代に静岡の三島の庶民大学で講義したり、70年代初めに東大を早期退職したあとは、メディアへの露出を嫌い地方のどんな小さな勉強会にも足を運んで講義をしていたといいます。これは何を意味しているのでしょうか。昨年11月、北京日本人学術交流会では、経済評論家の佐高信氏に「丸山真男と田中角栄」というテーマで話をしてもらい共同討論したことがあります。戦後日本の上半身は、丸山真男がつくり、下半身は田中角栄がつくったというテーマでの討論でした。
「大日本帝国の「実在」よりも戦後民主主義の虚妄にかける」と丸山真男はいったことがありますが、戦後民主主義とはそもそもなんだったのでしょうか。
丸山真男についてのドキュメンタリ―映像を共有した後、丸山真男の思想について考えます。また中国とかかわりの深かった竹内好、武田泰淳とは家族ぐるみの付き合いがあったことが知られていますが、丸山真男の中国への関心、またその思想の中国への影響なども考えたいと思います。
貴重な機会となるかとおもわれます。多くの方と議論を共有できれば幸いです。
直前のお知らせで恐縮ですが、参加を希望される方は、8月18日(木曜)深夜までに下記の「専用フォームから申し込む」をクリックして必要事項をご記入ください。
どうぞよろしくお願いいたします。
以下の要領で開催されます。

◎第236回北京日本人学術交流会のお知らせ
◎テーマ:「没後20年目に政治学者、丸山真男の思想を北京で考える」
◎日時:2016年8月20日(土曜)午後3時開場午後3時半、丸山真男に関するドキュメンタリー映像上映開始、講演、質疑応答、食事ふくめて午後8時ごろ終了予定。
◎場所:亮馬橋幸福ビルB座一階、中華レストラン京味菜の一室(くわしくは申し込んでいただいた方にお知らせします。)

◎司会:山口直樹(北京日本人学術交流会代表)
◎参加費:資料代、運営費など。
学生、留学生100元、社会人(企業派遣留学生含む)200元
◎言語:主に日本語

◎要旨
 
 戦後日本を代表する政治学者、丸山真男が亡くなったのは、今からちょうど20年前の1996年8月15日のことであった。
丸山真男は、1914年3月22日、ジャーナリスト丸山幹治の次男として生まれた。父の友人の長谷川如是閑の影響を受け、大正デモクラシーの潮流の中で思想形成を行っていたことが知られている。1934年,一高を卒業後、東京帝国大学法学部入学、1937年卒業。助手となった後は、日本政治思想史の研究を開始する。
1946年5月に『世界』に論文「超国家主義の論理と心理」を発表し、大きな反響をよんだ丸山真男は、戦後民主主義思想の形成に指導的役割を果たし、以後、論壇で次々と論考を発表していくことになる。
 『日本の思想』(岩波新書,1961)『日本政治思想史研究』(東大出版会,1952)『現代政治の思想と行動』(未来社,1957)は、すでに古典になっているといってよい。
中国語に訳されている著作もあり、ゼミで丸山真男を読んでいる中国人学者もいる。
一方,東大教授でエリート主義的と見られがちな丸山真男は、50年代には静岡の三島の庶民大学で講義したり、70年代初めに東大を早期退職したあとは、メディアへの露出を嫌い地方のどんな小さな勉強会にも足を運んで講義をしていたという。これは何を意味しているのだろうか。
 昨年11月、北京日本人学術交流会では、経済評論家の佐高信氏に「丸山真男と田中角栄」というテーマで話をしてもらい共同討論したことがある。戦後日本の上半身は、丸山真男がつくり、下半身は田中角栄がつくったというテーマでの討論であった。
佐高氏は、かつて久野収や竹内好らとともに丸山真男を常に自分とは対極にあるものたちの動きに注意することを怠らない“弁証法的な思想家”として位置づけたことがある。
「大日本帝国の「実在」よりも戦後民主主義の虚妄にかける」と丸山真男はいったことがあるが、日本の戦後民主主義とはそもそもなんだったのだろうか。
丸山真男についてのドキュメンタリー映像を見た後、丸山真男の思想について考える。
司会者からは主に以下の内容でのコメントが予定されている。多くの方と討論を共にできれば幸いである。

◎「没後20年目に政治学者、丸山真男の思想を北京で考える」
はじめに―没後20年目に丸山真男の思想を北京で考える意味
1.「超国家主義の論理と心理」再考―“抑圧の移譲”概念をとおしてみる近代日中関係史
2.丸山真男の朝鮮平壌での徴兵体験と広島での被爆体験
3.三島における庶民大学での講義
4.丸山真男と東大全共闘―ウェーバー学者、折原浩氏、東大全共闘の象徴的存在だった山本義隆氏、数学史家、佐々木力氏は、丸山真男をどうみているか。
5.経済評論家、佐高信氏が見た丸山真男
6.丸山真男における中国への関心
7.中国の学者たちは、丸山真男の思想をどう読んでいるのか。
8.丸山真男の思想の影響力―民間初の中国大使、丹羽宇一郎氏との影響関係
◎おわりに―日本の戦後民主主義とはなんであったのか
(以上)

詳細

日付:
2016年8月20日
時間:
15:30 - 20:00
費用:
社会人200元、学生100元
イベントカテゴリー:
イベント タグ:
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会場

亮馬橋幸福ビルB座一階中華料理店京味菜の一室

主催者

北京日本人学術交流会

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