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植民地における日本語教育を考える@北京日本人学術交流会

2018年4月22日 @ 15:00 - 20:00

社会人200元、学生100元

第319回北京日本人学術交流会は、北京の日本語教師会と共同開 催で行います。
テーマは、「植民地における日本語教育を考える-台湾、満州での 日本語教育を中心に」
というものです。戦前、植民地帝国としての日本は、植民地、占領 地で日本語教育を行っていましたが、それはどのようなものだった のでしょうか。
また、戦後日本にはどのように連続あるいは断絶しているのでしょ うか。
こうした問題を参加者の方々と考えます。こうしたテーマに関して 仕事があらわれはじめたのは20年ほど前、イ・ヨンスク、駒込武 、酒井直樹、安田敏朗をはじめとする人々によって研究成果があら われはじめましたが、あらためてこうした先行研究を踏まえたうえ でこのテーマについて考えます。貴重な機会となるでしょう。
関心のある方はご参加いただければ、幸いです。
参加を希望される方は、以下のフォームにお申し込みください。

◎第319回北京日本人学術交流会
◎日時:2018年4月22日(日曜)午後2時半開場、午後3時 開始、報告、質疑応答、食事、共同討論などふくめて午後8時ごろ 終了予定。
◎場所:亮馬橋幸福ビルB座中華レストラン京味菜の一室(詳しく は申し込んでいただいた方にお知らせします。)
◎テーマ:「「植民地における日本語教育を考える―台湾、満州を 中心に」」
◎報告者:山口直樹(北京日本人学術交流会責任者)
◎参加費:資料代、運営費、食事代
社会人(企業派遣留学生含む)200元、学生100元
◎言語:主に日本語

(要旨)

戦前の植民地帝国としての日本は、多くの異民族を抱えていた。
この異民族に対してどのような日本語教育が行われ、それはどのよ うな機能を果たしていたのだろうか。現在において日本人である日 本語教師が、東アジアや東南アジアなどで日本語を教える場合、そ のようなことが意識されることはほとんどない。
しかし、過去の日本語教育の歴史を踏まえておくことは、現在、日 本語を海外で教えるものにとっても不可欠といってよいほどに重要 なものに思われる。
こうした問題に関して日本で本格的な研究成果がではじめたのは、 いまから20年ほど前のことであった。イ・ヨンスク『「国語」と いう思想』(岩波書店、1996)、酒井直樹『死産する日本語』 (新曜社、1996)駒込武『植民地帝国日本の文化統合』(岩波 書店1996)
安田敏朗『帝国日本の言語編成』(世織書房1997)などが、そ の代表的な研究成果といえるであろう。
こうした研究成果をふまえつつ、戦前の台湾や満州でどのような日 本語教育が、他の民族に対して行われていたかを具体的に見たうえ で、戦後日本における日本語教育との連続性や断絶がどうなってい るかについて考える。
以下のような手順で行われる予定である。

はじめに
 1-1: 戦前の台湾における日本語教育の歴史
 1-2: 「満州」における日本語教育の歴史
  1-3 日本の植民地で教育を受けた中国人たちの証言
    1-4: ディスカッション(グループ)
    1-5: ディスカッション(全体)

  2: 戦後日本の日本語教育に「継続する植民地主義」はあるか
  2-1: 現代日本の日本語学校の体質と海外の日本語教師
  2-2: ディスカッション(全体)
(内容は若干変更される場合もあります。予めご了承ください。)
その後も食事をとりながら共同討論。午後8時ごろ終了予定。

詳細

日付:
2018年4月22日
時間:
15:00 - 20:00
費用:
社会人200元、学生100元
イベントカテゴリー:
イベント タグ:
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会場

亮馬橋幸福ビル中華料理店京味菜の一室

主催者

北京日本人学術交流会

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