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元中国大使、丹羽宇一郎氏の思想を読む@北京日本人学術交流会

2017年9月24日 @ 16:00 - 20:00

社会人200元、学生100元

 第297回北京日本人学術交流会においては、「元中国大使、丹羽宇一郎氏の思想を読む」という報告がなされます。
 丹羽宇一郎氏は、歴代の中国大使の中では、唯一の伊藤忠商事という民間出身の大使で2010年から2012年まで約2年半、中国大使を務められましたが、「思想なき大使」ではありませんでした。現在は、日中友好協会の会長もされています。北京日本人学術交流会では丹羽氏が大使の時代に講演していただく予定でしたが、公用車の日本の国旗が中国人に持ち去られるというハプニングが起こり、講演会が中止になるということがありました。多少は北京日本人学術交流会も丹羽氏とは因縁があります。
 丹羽宇一郎氏は、基本は財界人といってよいかとおもわれますが、膨大な読書を重ねた日本財界屈指の教養人であり、その言動には前面に押し出されないまでも確固とした思想を感じ取ることができます。
丹羽氏は、北京において一貫した思想があるがゆえの軋轢も経験されています。
 現在、丹羽氏は、当時の回顧を含んだ旺盛な執筆活動や講演活動をされていますが、北京日本人学術交流会においては、丹羽氏の書籍を読み込むことを通して丹羽宇一郎氏の読書論や仕事論や教育論の背景にある思想的次元にまで踏み込んでその思想を読み解くという試みを行います。ここから見えてくるものとは何でしょうか。

ご関心のある方は、9月22日(金曜)深夜までに以下のフォームにお申し込みください。

◎第297回北京日本人学術交流会
◎日時:2017年9月24日(日曜)午後3時半開場、午後4時開始、報告、質疑応答、食事、共同討論などふくめて午後八時ごろ終了予定。
◎場所:亮馬橋幸福ビルB座中華レストラン京味菜の一室(詳しくは申し込んでいただいた方にお知らせします。)
◎テーマ:「元中国大使、丹羽宇一郎氏の思想を読む」
◎報告者:山口直樹(北京日本人学術交流会責任者)
◎参加費:資料代、運営費、食事代
社会人(企業派遣留学生含む)200元、学生100元
◎言語:主に日本語
(要旨)
 丹羽宇一郎氏は、歴代の中国大使の中では、唯一の伊藤忠商事という民間出身の大使で2010年から2012年まで約2年半、中国大使を務められたが、「思想なき大使」ではなかった。現在は、日中友好協会の会長もされている。北京日本人学術交流会では丹羽氏が大使の時代に講演していただく予定だったが、公用車の日本の国旗が中国人に持ち去られるという出来事が起こり、講演会が中止になるということがあった。多少は北京日本人学術交流会も丹羽氏とは因縁があるのである
 丹羽宇一郎氏は、基本は財界人といってよいかとおもわれる。赤字だった伊藤忠商事をV字回復させた経営手腕を、高く評価する人は多い。一方、丹羽氏は、若いころから膨大な読書を積み重ねた日本財界屈指の教養人であり、その言動の背景には確固とした思想を感じ取ることができる。また若いころから正義感の強い人でもあったようである。
丹羽氏は、北京において一貫した思想があるがゆえの軋轢も経験されている。
軋轢があったとき必ずしも丹羽氏の主張の具体的な内容は掘り下げられず、実像とは違うイメージだけがひとり歩きし、多くの人々は自分の目で丹羽氏の主張を確かめようとはしなかった。中国の北京が大気汚染で大きく報道された時、丹羽氏は,「日本の空気もおかしい。」と語ったことがあるが、それは北京での経験とそしてその後の日本社会の反応が、関係しているとみてよいと思われる。
 現在、丹羽氏は、当時の回顧を含んだ旺盛な執筆活動や講演活動をされているが、北京日本人学術交流会においては、丹羽氏の著書(具体的には『人は仕事で磨かれる』(2005)『若者のための仕事論』(2010) 『北京烈日 中国で考えた国家ビジョン2050』(2013)
『中国の大問題』(2014)などを読み込むことを通して丹羽宇一郎氏の読書論、仕事論、教育論中国論の背景にある思想的次元にまで踏み込んでその思想を読み解くという試みを北京で行う。ここから見えてくるものとは何だろうか。
以下のような手順で報告がなされる予定である。多くの方々と丹羽宇一郎氏の思想について有意義な共同討論ができれば幸いである。
◎はじめに
1、若いころからの読書によって形成された丹羽宇一郎氏の思想-丹羽氏の読書遍歴
2、丹羽宇一郎氏の仕事観
3、丹羽宇一郎氏の教育観
4、丹羽宇一郎氏の中国観
5、比較によって浮かび上がる丹羽宇一郎氏の思想
丹羽宇一郎と石原慎太郎
◎おわりに

詳細

日付:
2017年9月24日
時間:
16:00 - 20:00
費用:
社会人200元、学生100元
イベントカテゴリー:
イベント タグ:
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会場

亮馬橋幸福ビル中華料理店京味菜の一室

主催者

北京日本人学術交流会

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