イベントを読み込み中

« イベント一覧

  • このイベントは終了しました。

中央歌劇場レパートリー公演世界的古典歌劇 椿姫 ラ・トラヴィアータ

2022年7月8日 @ 19:30 - 2022年7月10日 @ 22:00

中央歌劇場レパートリー公演世界的古典歌劇 椿姫ラ・トラヴィアータ

  (原題 中央歌剧院保留剧目世界经典歌剧 茶花女“LaTraviata” )

国家大劇場音楽ホール(中央歌剧院)

7月8日~10日(金、土、日曜日) 19時30分

https://www.chinaopera.org.cn/h5?code=0818l7Ga1EdfsD0CxUGa17Wnxm28l7Gz&state=473d867abcbdf2eb556576d7fada9df3#/pages-order/projectDetail/index?projectId=8057002002458

 

スクリーンショット 2022-07-06 午後0.31.01

ジュゼッペ・ヴェルディ:椿姫 全3幕 第1幕 30分

            第2幕 70分

            第3幕 40分

                    

 イタリア史上最も偉大な作曲家は誰か、その答えが今回の作品の作曲者ヴェルディです。

そんな彼が小デュマの私小説的な小説『椿姫(椿を持った貴婦人を)』を元に作ったのが中期を代表する傑作『ラ・トラヴィアータ(道を踏み外した女)』。コロナ延期を経て満を持して上映されます。日本ではCMに使われた「乾杯の歌」などがお馴染みですね。どんなお話かというと。

第1幕 高級娼婦のヴィオレッタの催すパーティーは今日も大盛況。しかし彼女にはわずかな衰えが。そんな彼を真剣に愛するアルフレード。彼に自分のトレードマークである椿を渡し再会を約束するとともに、この胸のときめきの愛をとるか、今の享楽的な生活を取るか悩みます。

第2幕 第1場 結局、田舎でアルフレードと暮らすことにしたヴィオレッタ。彼女は秘かに自分の私物を売って二人の生活を支えています。それを知りプライドを傷つけられた彼はパリへ彼女の私物を取り戻しに。その間にアルフレードの父が来て息子と別れてくれるように説得します。拒絶する彼女でしたがアルフレードの妹の結婚に差し障ると聞いた彼女は彼を諦め再び元の世界に。彼が追いかけてこないようにその真実も隠したまま。

 第2場 裏切られ捨てられたと思ったアルフレードは復讐心に燃え、ヴィオレッタのいるパーティーに来て、そこで彼女を辱めます。傷つく彼女を見てアルフレードは後悔します。

第3幕 ヴィオレッタは病床に、死期が迫っています。道を踏み外した女に慈悲を賜らん事を神に祈る彼女のもとに全てを知ったアルフレードと後悔にさいなまれたその父がかけつけます。彼らに見送られ彼女は旅立ちます。

 なんか聞いた事のあるような話と思われるかも知れませんが。逆です、これがオリジナルなのです。映画『ムーラン・ルージュ』などもこのお話が元になっています。ちなみに高級娼婦とは19世紀のフランス文学にはよく出てきますが、元々は王族などの愛人(ポンパドール夫人などが有名です)を指す言葉でした。美しいだけでなく、文化、芸術に素養が深く、有力なパトロンにかしづかれ、自らもサロンを開催したり、芸術家を保護したりして、多くの人の憧れでもありました。しかし彼女たちの存在は神に祝福されたものではなく、自らの衰えにおびえながら生きていたのです。

 オペラが生まれたのは17世紀。歌の国イタリアです。他の国にも輸出されましたが、やはり本場には敵わない。そんな中、フランスではエスプリの効いたストーリにバレエなどを取り込んだ一大エンターテインメントに。ドイツでは文学性、演劇性、(オーケストラの)音楽性を高め総合芸術へ進化を遂げました。翻ってイタリアでは、スター歌手中心で脈絡もなく発狂したヒロインが超高音を張り上げるような作品が主流になっていたのです。オペラの主役は(美)声ではなく歌であると思ったヴェルディは人々が共感できるストーリと人物造詣を心掛け多くの傑作を作り、イタリアンオペラこそやはり王道であると世に知らしめたのです。そして多くの人の心をうったのです。

 19世紀のイタリアも21世紀の中国や日本も人の営みに変わりはありません。200年近くにわたって世界中の人を感動させたこのオペラ、ぜひ劇場で体験してみてください。日本では着飾ってというイメージですが、中国では服装などみんな無頓着できているの、オペラは敷居が高くてちょっとなんて人にはかえっていいかも。では劇場でお会いしましょう。

 

詳細

開始:
2022年7月8日 @ 19:30
終了:
2022年7月10日 @ 22:00
イベントカテゴリー:
イベント タグ:

主催者

主催者 に名前が付けられていません
主催者 のウェブサイトを表示

コメントを残す