日本に帰った時の携帯はどうする?今話題の格安SIMを徹底検証!

中国を始め海外に長期間滞在するときの悩みの一つに「日本のケータイをどうするか…」という問題があります。

・使うのは年間数ヶ月だからもういっそ解約してしまおう‥
・日本からの緊急連絡先ようとしてケータイは残しておきたい!
・電話番号が毎回変わるのは面倒だから渋々だけど最低限の月額費用を払い続けよう…

ちなみに私自身は一番最後の方法で、海外滞在中はソフトバンクの最も安いプラン1,280円の基本料金のみをずっと払い続けて日本に帰国したときだけケータイを使うようにしていました(あぁ…なんて勿体無い!)

今回は帰国をきっかけにIIJimoやY!Mobile、楽天モバイル、OCNモバイルなどが取り扱っている格安SIMに乗り換えてみました。

格安SIMとは?

これまでスマホでパケット放題などに入ると月額6,000円以上の料金が必要でした。

そんな中、最近になって月額1,000円前後で利用できるプランがあるSIMカードを「格安SIM」と呼んでいます。

ではなぜそんなに安くできるのでしょうか?

(1)MVNOであること
MVNOとは「Mobile Virtual Network Operator(仮想移動体通信事業者)」のことで自社で通信回線を持たず、すでにある別の会社の通信回線を使うためコストを大幅にカットされています。 

(2)通信量に制限があること
パケット放題などと違って毎月の上限が決まっています。(毎月1GBや3GBなど)

(3)オンライン申込がメインであること
店舗などが少なく、オンライン申込をメインとすることで人件費などが削減でき、その減ったコストが安い価格に反映されています。

選べる会社は?

  3/4GBプラン データ繰越
楽天モバイル 1,600円
(3.1GB)
ok
IIJimoみおふぉん 1,600円
(3GB)
ok
イオンモバイル 1,580円
(4GB)
ok
OCNモバイルONE 1800円
(3GB)
ok
mineo 1,510円
(3GB)
ok
U-Mobile 1,600円
(3.1GB)
ng

 

今回契約した会社は?

今回は「楽天モバイル」に乗り換えることにしました。

楽天モバイルを使うと楽天市場のポイントがずっと2倍!というキャンペーンがあるそうですが、楽天市場であまりショッピングをすることがないためこの点は省略!

上記の通信会社一覧を見ても分かるように各プランほとんど大きな差がないのが実情です。
大手ブランドであること、プランが豊富であること、5分未満の通話し放題(月額850円)が魅力で今回は楽天モバイルにしました。

 

掛かった費用の合計は?

掛かる費用はこれまで使っていた携帯会社の利用期間によって大きくことなります。

私自身が掛かった費用はこのようになりました。

ソフトバンクへの支払い 解約手数料
事務手数料
番号転出手数料(MNP)
0円
0円
3,240円(税込)
楽天モバイルへの支払い 事務手数料
初月通信費(無料)
来月から1,600円

3,240円(税込)
0円

合計   6,480円

※今使っている携帯が契約してから2年を満たしていない場合、解約違約金9,000円+税が掛かることがあるので要チェック!
※さらにiPhoneなど携帯機器代金を毎月分割して支払いをしていて2年を満たしていない場合、残り月分を支払う必要があります。
 (解約時の一括引落しではなく、解約後も従来通り毎月引き落とされます)

 

乗り換え後の月額費用は月額1,600円になり、事務手数料や番号転出手数料を含めても、ドコモ・AU・ソフトバンクで使い放題プラン(月額6,000~8,000円)よりとてもお得です。

職場や自宅にはWifi(無線インターネット)があるため、モバイル通信が必要な時間は通勤時間程度ぐらいで、事実、月1GBもあれば十分に足りています。

 

解約・キャリア変更時の注意点とアドバイス

(1)携帯番号の転出(MNP)の有効期限は14日間

3,000円の転出費用が掛かりますが、これまで使っていた携帯番号をそのまま移動できるため番号転出を利用することがオススメです。
(同僚や友人に「番号変わりました!登録お願いします!」といったメールを送る必要がなくなります)

ソフトバンクでは、

①「専用管理画面(MySoftBnak)」
②「携帯ショップ」
③「フリーダイヤル(0800-100-5533)」

のいずれかの方法で番号転出の手続きができますが①または②がオススメです。

フリーダイヤルに電話を掛けると、

「今やめると損ですよ」
「他にオススメなプランがあります!」
「他のお客様のほとんどはこちらに乗り換えています・・・」
「ここでしか紹介できないキャンペーンがあるんです!」

エンドレスな一方的引き止め勧誘が続きます。私も途中で思わず怒鳴ってしまいそうになりました。

携帯ショップにいっても「当店では番号転出の依頼はすべて電話でのみ承っております…」と言われてしまうことがあるため、①⇒②⇒③の順番で試してみるのが無難です。

番号転出が完了すると「予約番号」というものが発行されるため、それを持って新しい通信会社(=楽天モバイルなど)へ持って行けばOKです。
※新しい通信会社で予約番号を入力してもらった時点でこれまで使っていた携帯の電波が圏外になり自動的に解約になります。

 

(2)時間には十分余裕を持って行こう

楽天モバイルは「店舗での申込」「ネットでの申込」の二種類が選べますが凄く大きなメリット・デメリットがあります。

  店舗での申込 ネットでの申込
携帯を使えない期間 1時間前後

申込完了~SIMカードが届くまで
(2~3日)

キャンペーン  なし 割引あり
※honer6 Plusの場合、機種代金(税込49,464円)から16,000円引き
待ち時間 2~4時間
番号で受付け待ち
SIM発行手続き待ち時間
2~3日
(SIMカードが届くまで)

 

店舗での待ち時間ですが、土曜日の昼過ぎに行ったためか14時に番号札を取ると「19時からのご案内になります・・・」とのこと 😯 
手続きが始まったと思うと、本部でSIMカードをシステムに登録する作業がなかなか反映されないらしく、そこでも約1時間待ち。

仕事の合間にささっと乗り換え!ということは難しそうなので時間に余裕があるときに行くのがオススメです。

 

使い心地は?

たぶんこの記事を読んでいる皆さんが一番気になる「使い心地」です。

「安かれ悪かれでは?」
「通話中にブチブチ切れたり電波が入らなかったりするのでは?」
「回線が遅いのでは?」

いろいろ気になることがあるとは思いますが、結論!

全く問題なし!

楽天モバイルではドコモ回線を利用しているため、カバー率も良く通話品質・通信速度も全く気になりません。

ドコモからすると「ドコモから顧客が安い楽天モバイルに離れてしまって、且つ回線も使われて…」と踏んだり蹴ったりな気がしますがきっとこれにもまた何か”大人のカラクリ”があるのかもしれません。

全国を飛び回り、ケータイでデザリングをしながら常にメールやネットを使って仕事をするビジネスマンや自宅にインターネット環境がない方には物足りないプランかも知れませんが、普段外で地図やLINE、乗り換えやまとめアプリを見るぐらいの程度であれば格安SIMはとてもおすすめです。

 

毎月の携帯金額が気になっている方はぜひこの機会に検討をしてみてください。

 

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